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東洋医学に現代の科学的検討法はどう適用できるか

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 17:45:31 ID:JRbhr3PY
疾患の捉え方を、
・脈診て
・べろ見て
・触って
・〜
とやって、分類わけするのが、東洋医学。
で、こうして分類した体の状態に、ものを刺したり火傷を作ったり、生薬を煮出して飲ませたりする。
「証」という分類分けを、

・とうこつ動脈の拍動に変化を起こすからだの変化
・べろの血流状態変化を起こすからだの変化
・体表にこりやぺなぺな部を招来する体の変化

という風に、今の言葉でまとめなおせば、証立てや治療の場面で、今の一般的な道具としての「科学」が活用できる事になる。
二年越しのご討議をどうぞ。

2 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 17:56:35 ID:JRbhr3PY
弦脈なんてのは、完全に交感神経の緊張によるもんだろ。
腕の血管を支配している交感神経の緊張状態を、全身の反映として診断に使用してんだよな。

弦は見間違えるやつ居ないかもしれないが、他の脈ね、岡本一包みたいな先生が名前つけたやつ。
あれは、熟練しないと区別はつかないし、実はそんな厳密な区別が疾患の状態を反映しているかはわかんないでしょ。
どのみち、「前腕の血管拍動」でしかないんだからね。

というわけで、難しい分類は、他の方法を活用すればよい。
起立性の徐脈がどの程度起こるかで、自律神経の関与度は簡単に測れる。
また、めん玉の奥の微小循環に、やっぱりこの関与度が、とっても敏感に反映している。

四診にこの自律神経系の機能検査を組み合わせれば、達人が偉そうに腕の拍動だけで見分けているものを、素人も簡単に見分けられるようになるかもしれんぞ。
これが科学って道具を横滑りに転用する事の、実際上のありがたさよ。

3 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/31(日) 14:53:44 ID:e18g9ggz
疾患の体表への投射は、内臓自律神経反射が、筋系へ収縮刺激を起こすのが基本形でしょう。
交感神経の緊張度が、筋の緊張度に影響するのはわかるけど、鍼灸刺激の「的」になる筋の状態変化は、「緊張亢進」ばかりじゃない。
お灸するところって、「虚すればこれに灸」すんだから、ぺこっとへこんだところも的になる。
これは、交感神経の活動性低下したところだとすると、体表には、
交感神経の活動性が亢進したところと低下したところが「ムラ」に表現されている事になるわね。

虚と実を、自律神経の活動性で分類わけしてしまって良いと思うんですけど。
で、この虚部と実部の、同じ刺激に対する反応性の違いを整理していけば、生理学に基づいた証を構成できる。と思ひます。
地味な仕事こそ、大事だね。


4 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 03:34:27 ID:YhMPFzVt
自律神経系における交感神経の関与度ってのは、ヒトなら寝てもらったり立ってもらったりして、脈を測れば診れる。
治療前と治療後に眼底鏡覗いてもらっても、はかれる。
体にものが刺さったり、やけどがついたりすることで、副交感神経と交感神経の働き具合が変わることは明らかで、これが鍼灸治療の基になってんでしょう。
下手なのが下手な場所に刺せば、交感神経抑制するつもりが亢進させてしまう。
上手いのが上手い場所に刺せば、狙ったとおりに副交感神経亢進させたり交感神経落ち着かせたり出来る。

狙う場所で、一番検討が進んでいるのが、トリガーポイントでしょ。
関連痛を出すような状態の「コリ」がトリガーポイントだけども、これは末梢の(筋部の)交感神経の亢進状態で、これが副交感神経に対して抑制性の出力源になってるわけでしょう。
これにものが刺さると、この抑制性の出力がとまって、中枢性には副交感神経の動きが良くなる。
これは体表に起きた変化(こり)にものが刺さる事で起きる、基本的な機構として、哺乳類が持っているもの。
深刺し(筋膜を破る刺鍼)ね。

浅く刺す鍼(筋膜に届くか届かないかのちょんちょん鍼)は、上手くやると副交感神経の亢進を導く事も解ってる。
結構すごい力価の反応で、下手っぴがやるとその場で喘息発作起こしたりする位の全身反応を呼ぶもん。

この基本的な反応を上手く引き起こす体表部位が、疾患ごとにどういうところに現れ易いか、きちんと分類すればよいのよ。
口で言うほど易しくないけれど、深刺し浅ざし両方の、治療点となる変化が、疾患ごと患者ごと、どういう場所に出やすいのか。
で、もう一方からは、
治療点となる部位(自律神経性の反射を起こしやすくなった体表の変化部)からの、中枢性の出力が、どういう特性を持っているかを、中枢神経系の変化を見ることで(これは動物でやるしかない検討だけど)、整理していけばいい。

臨床知見も溜まってきているけど、やりっぱなしが多いから、治療に使用した刺激部位がどういう変化を起こした部位であったかを、まとめていくようになれば古典的な手法自体の再検討にもつなげられる。
「昔から言われる標準的な処方は〜なんだけど、この患者さんは〜だったため、〜にパルスを使ってみたら、古典的にいわれる効果を導けた。」
とかね。
内経の昔はパルスも灸頭もレーザーも無かったんだからね。
パルスや灸頭やレーザーなんかは、刺鍼地点への個別の入力としては、古典的手法よりずっと強力なもの。
上手く使い方が解れば、古典で言われる効果よりも強力なリバウンドを、体に起こせる可能性がある。でしょ。

入力の特性が違うんだから、配穴同じままでこれらを使った場合でも、効果に関しては、必ず違いが起こっているはず。
どんな違いなのかをきちんと検討していければ、さらに有効な刺激手段の開発にもつなげられる。



5 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 07:33:51 ID:8GyCz4/p
確かに・・
基盤になる研究が体系だってくれば、各治療家の手技に対する評価や各流派の特性解析なんかも、可能になるかも・・
↑の話を読んでて、ちょっと夢想してしまったよ。

6 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 22:51:06 ID:FhhMc8Yt
えーっと、体表への鍼灸による刺激入力は、侵害刺激なのかな?
刺入痛をなるべく除外するのが、鍼の手法の基本だと思うんだけど、
「ものが刺さる」という侵害刺激から、「刺入痛を除いたもの」が、鍼灸の入力刺激という事になるのかね?

7 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 01:00:50 ID:8hqMhDdX

この
>「ものが刺さる」という侵害刺激から、「刺入痛を除いたもの」
ってのは、「補法」って事だと思うよ。

これ、筑波の西条グループが、ずっとやってたと思うけど、
「刺入痛」には二種類あって、
@皮膚の侵害受容器からの入力
A筋膜の侵害受容器からの入力
が、いわゆる<侵害刺激>で、交感神経の亢進状態を呼ぶもの。

ものの組織への刺入は、この
・交感神経の亢進を呼ぶ側面と、
・副交感神経の中枢性の亢進を呼ぶ側面
とがあるらしい。

刺入痛を除くことで、この副交感神経の中枢性亢進のみを惹起できる。又、刺入痛を出してしまうと、交感神経の亢進状態も呼んでしまうので、
違う反応になってしまう。→「寫」ということになるか?

この自律神経の関与度に引っ掛けた補寫の検討は、西条先生の本をネタにして、最近の学校協会の教科書にも出とるよ。
まだ検討が全然足りないところだろうけどね。


8 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/10(水) 23:42:15 ID:b3LrguDr
筑波の西条先生だろ。退官したけど。
俺もあの先生はよく知ってるけど、補寫の話まではいっていないと思うよ。
交感神経と副交感神経の関与度と、深刺し浅刺しの特性の違いは、筑波のグループはよくやってたよね。
鍼打つときの患者さんの姿勢で、この関与度が大きく変わることも言っていた。

ねて打たれる場合と、座って打たれる場合と、長座位(だっけ?)で打たれる場合で、この交感神経関与度がちがうので、
症状にあわせて、患者の姿勢も選ぶ、というやつ。
でも、これを補寫にリンクするところまでは、行っていないと思うよ。学校協会の教科書も、その辺を説明するためにページは割いていない。

>まだ検討が全然足りないところだろうけどね。

おたくさんは、どんな検討が必要だと思う?


9 :おい皆さん!:2007/01/31(水) 11:40:55 ID:BsausHmy
人数カウンター見てみ。知らない奴らが大勢来ているぞ。
要注意だ!

10 :おい!!!:2007/01/31(水) 15:24:14 ID:LEEWGNsq
ID:BsausHmy 
オマエが一番の要注意人物だよ!!!
あちこちにつまらんレスしやがって、このクソボケ〜〜〜www

11 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/02(金) 21:32:35 ID:3xiychs3
>おたくさんは、どんな検討が必要だと思う?

まず、自律神経系の関与度に、鍼灸刺激(主に低周波鍼)がどう介入するか、ってのが西条グループの仕事だったでしょう。
一応臨床応用するためのあらすじは書けているんだけど、実はまだ結構底が浅いんだよね。

@(刺激部位の特異性があまり考慮に入れられていない)

 患者の姿位を選択する事で、自律神経の関与度に前もってバイアスをかけておき、
そこにせっぴやパルスで、皮膚や筋腱の受容器刺激による、自律神経系への特性別
(交感性か副交感性か、ね)求心性入力を行って、狙った関与度変化を引っ張ってくるってのが理屈でしょう。

でも、この理屈は全身共通のもので、「どんな部位で」この刺激を入れるべきかは、あんまりまだ検討されていない。
大抵、合谷ー孔最で済ませている感じ。

真皮に対する刺激や腱受容器に対する刺激は、全身どこで入れても、基本的には自律神経系に与える影響は同じ、というのが基本にある。
これは、ただの生理学的事実ではあるけれど、部位によって起きる反応の強さが変わること(効き目が違うこと)は、みんな知ってる事実でしょう。
患者さんの疾病によって、せっぴやパルスによる反応を「良く起こす部位」と「あんまりパッと効かない部位」が、体表面にムラに存在するのが臨床における基本。
で、この疾患ごとの、体表における「変化を起こしやすい部位」の選定法が、古典の経験則でもあるんでしょう。
つまり、筑波系の研究にまだ欠けてるのは、
鍼刺激が、自律神経系に対する「強力な反応を起こし得る体表部位」と、「あんまり反応が起きない部位」の、特性解析が甘い事。

で、もう一つは、

A(お灸が無い事)
 全盲の方は、お灸は無理。このためほったらかしになったのかも知れない。
 芹澤先生がお灸ひねるの苦手だったため、という噂もある。

検討が必要なのは、この2点だと思ふ。

12 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 13:55:07 ID:VzkCjU9h
>>11
俺も同意。EAとか言って、通電鍼の自律神経系に及ぼす影響は、色んな国で研究されている。
が、その刺激を入れる「部位」を特定する理屈がほとんど検討されてないんだよね。

「どういう部位に」、「どういう刺激を入れると」、「どういう反応が起こせるか」

が、ぜんぜん浅い。刺激部位は「伝統的手法に従って取穴した」とか言って済まされている。
内蔵機能の変調が、自律神経系を介して体表に表現され、その表現された変化に対して刺激を入れるのが、鍼灸だろ。
そしたら、

@内蔵機能の変調は、どういう求心路を介して伝達され、中枢でどういう反射を介して体表に表現されるのか
A体表に表現された変化は、どういう刺激に反応性を持つのか
B体表の変化に対して加えた刺激は、どういう求心路を介して、どういう中枢性入力になるのか

を検討して、刺激部位の特性をまず明らかにしなきゃならん。変化を捉えなきゃ「つぼ」にならないんだからよ。
どっかの馬鹿が「経穴部位」を机の上ですり合わせていたが、あんな事ばかりやってるから、外からも身内からも馬鹿にされんだと思うよ。

トリガーポイントは、何だか関西の専売みたいになっちゃってるけど、筑波のグループよりあっちの方が、足場を固めてから発展性のある仕事をしているように見える。


13 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 14:12:25 ID:VzkCjU9h
>「どういう部位に」、「どういう刺激を入れると」、「どういう反応が起こせるか」

これは、トリガーポイントの研究は、ある程度掴んでいるよね。
筋に出来た変化が自律性の反射を起こして、虚血やトーヌス変化を導く事は解っていて、その変化のうちのあるタイプを「トリガーポイント」として治療点にしている。
これはいいよ。
ただ、関西鍼灸なんかはそうだが、トリガーポイントの適用範囲を、運動器に限っているきらいがある。
運動選手のトレーナーとか、そっちの方に照準を合わせているように見える。安易な方向に走るんだよね。

これに対して、筑波のグループは、歴史があるから内科疾患にエビデンスを積んできたけど、トリガーポイントの様に、ツボの性質の解析は行ってこなかった。
あのグループが元気だった頃のサイエンスでは、解析できなかったと言うのも事実。

つまり、>>12に書いた@ABをきれいに整頓するためには、トリガーポイントとしての「ツボ」の研究と、
全身の変化の体表への投射に対する治療法としての、パルスを主とした筑波の自律系の研究とを、上手くリンクさせるのが近道と思える。
が、関西鍼灸大は志が低く、筑波盲学校は研究手法が古い。

やってきた中身は、どっちも確かに世界に誇れる鍼灸研究なんだよね。
どちらにしても、内科疾患に適用できる理論を構築しなければ、それは鍼灸研究とは言わない。

内経前文にも書かれる「鍼灸の意義」ってのは、「薬害に苦しむ患者さんを、微鍼を以って救う」事なんだからさ。

14 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 15:00:29 ID:VzkCjU9h
↑なんか、唐突にトリガーポイントとかしゃべくってしまったが、俺が思っている限りでは、

<鍼灸の研究>
・戦前戦後の時期は、電気整理を中心に帝大や盲学校が担ってきた
・70年代に鍼麻酔が流行ってからは、私立医大を中心に鎮痛法として研究され、廃れた
・廃れたが、この残滓が、大学病院の東洋医学科に育ったところもある。
・80年代に私立鍼灸大や短大が出来て、それまでの官主導のぼんやり研究に活が入った
・一時は、世界のトリガーポイントの研究を、関西の学校が先導した時期もある。
・そこから進まず、現行の研究は、アメリカのデカイ規模の臨床比較試験みたいな手法が主流。

<医学研究における鍼灸研究の意義>
・まず、疾患が体表面に投射する事自体、詳細は不明。具合が悪いとコリが出る。この機序が実は不明と言う事ね。
・トリガーポイントが示唆するのは、響き(reffered pain)が出ると、効果が出る、と言う事。
 痛い場所に鍼灸刺激により関連痛を出してやると、症状が寛解すると言う事実がある。
 reffered pain 自体、まだまだ詳細は不明。これを使って疾患を修飾できるとなると、これは薬物療法に対置する物理療法の可能性が示される事になる。
・痛みの研究自体、最近になってまともな議論に挙げられるようになった。(痛みのレセプターなどがクローニングされたのはここ10年位。)
 痛み(急性痛や慢性痛などの病態や、その中枢での処理機構)の研究は、現在すごいスピードで進み始めている。これは、関連痛を介する疾患修飾法である鍼灸の基礎研究が進んでいると言う事でもある。

ので、今までばらばらでやられてきた日本の鍼灸研究が、それぞれリンクをし始めると、鍼灸の治効も明らかになる日は近いと思うのね。
で、とりあえず、今大切な研究は、

・脊柱起立筋など、姿勢保持筋におけるトリガーポイントの生成機序と、その寛解が内蔵機能に及ぼす影響

だと思うよ。そう思ってやってんだけどね。
トリガーポイントは白筋繊維においてはきれいに関連痛を出すけれども、赤筋に関しては、どういう反射がなされているか解っていないからね。
内臓器に対する反射を明らかにするためには、背部筋をじっくりやらないかんと思うよ。

パルスで自律神経やってる人も、的を絞って連携してほしいとこだね。





15 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 15:46:48 ID:VzkCjU9h
関連痛→referred pain ○
    reffered pain ×
恥を忍んで訂正させていただきます。

16 :J:2007/02/11(日) 10:16:08 ID:B0m56hjh
>>15
wつづりの間違いって、なんか間抜けでかっこわりいよね。
私もしょっちゅうやってます。w
おたくさんが、>>12で言っている事を、私なりに解釈すると、

*汎用的な刺激モデルで鍼灸刺激に対する生体の反応を明らかにし、
*その反応をより効果的に起こし得る部位として、刺激部位の検討(経穴の検討)を加えていく

という事かと思います。
この路線、基本的には賛成です。私も似たような方向性です。
が、どんなモデルを使ってるんでしょうかね。
部位の検討まで行くためのモデルを構築するのは、言うよりも難しいでしょう。現在使用される各種の痛みモデルでの検討は、ちょっと無理でしょう。

いずれにしても、鍼灸治効の研究は、まだまだ創意工夫の真っ只中で、面白いですよね。
鍼灸研究には、是非とも使い勝手のいいreferred painの疾患モデルが欲しいところですが、これは全く手を付けられていないしね。
研究の場面では、鍼灸が医学研究を引っ張る場面が見受けられるようになってきてますね。明治鍼灸のf‐MRIもそうだしね。


17 :J:2007/02/11(日) 10:23:06 ID:B0m56hjh
>研究の場面では、鍼灸が医学研究を引っ張る場面が見受けられるようになってきてますね。

ちょっと言いすぎました。
ライフサイエンスの領域で、鍼灸を介した研究が、ちょこっちょこっと前線に顔を出してきた、ってとこでしょうね。

18 :15:2007/02/12(月) 13:21:53 ID:6clv0SK6
>>16
>部位の検討まで行くためのモデルを構築するのは、言うよりも難しいでしょう

良くご存知で。まだ二枚くらい皮剥けないと無理でしょうね。
ただ、疼痛の中枢性の調節機序と、その内臓器への反射の様相(逆も)は、
後根神経節や脊髄後角と、腹腔神経節との関連で、まともな研究も出てきました。

内蔵機能の変調にともなう体表面の変化の起こり方とその特性は、そろそろ理論の整頓も出来るのではないでしょうかね。
この体表面に起こった変化に、どんな特性の刺激を入れると、効果的な内臓器への反射を引き起こせるかが、
刺激部位の検討(つぼの性格付け)に繋がると思っておりますよ。


19 :[ここ壊れてます](1):[ここ壊れてます]
[ここ壊れてます]
20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 18:08:35 ID:cl5U0nK7
佐藤昭夫・優子の「自律機能生理学」って読みました?
いまや廃盤ですが

21 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 20:01:11 ID:F1eXVc1o
>>20
すいません、読んでません。
佐藤先生亡くなる前の、老人研のペーパーは、一応一通り読んだつもりですけど。
ラットのおなかにピンチ刺激した部位の×印が並んでるようなやつ。

どこつねったら胃がよく動いた、というような鍼灸の基礎研究やって下さったよね。



22 :20:2007/02/18(日) 21:24:04 ID:cl5U0nK7
佐藤先生ファンなんですけど,老人研も筑波も
ポスト佐藤研究が育ってないのか,最近は小粒な気がするんですよ.

僕より,上の世代だと,鍼灸界隈の人にとって佐藤先生の仕事って
ありがたいものだったんではないですか?

23 :21:2007/02/18(日) 22:25:22 ID:F1eXVc1o
佐藤先生のメインは電気生理だったですよね。
古典的な電気生理を使って、自律神経系の機能を捉えた、当時最も華やかな研究分野でした。
筑波も基本的にはそうですよね。生理学といえば、電気生理でしたもんね。

この手法で出来る事は、今は大体やりつくされて、分子生物の手法に移り変わってしまいましたから、
直接の跡継ぎはポストがない、ということではないでしょうかね。

今は、電気生理は、パッチクランプっての使って、「細胞」か、よくて「切片組織」のレベルの検討が花盛りです。
ここから、再び自律神経系を含んだ全身に向かうんでしょう。
いまは、自律機能の検討は、

・従来の手法はもう古く
・パッチは個体レベルでの活用にはまだまだ

のため、一種空白状態なんではないですか。自律神経学会なんて、最近はさびしいですよ。


24 :21:2007/02/18(日) 22:33:00 ID:F1eXVc1o
>老人研も筑波も小粒

厳しいですね。でもほんとですね。
手塚治虫先生が亡くなった後の虫プロみたいなもんでしょうかね。

関西陣も最近失速気味で、日本の鍼灸研究全般に低調になってしまってます。
規制緩和で鍼灸大学がここ数年まだ増えますが、器が先なので、浮き足立ってんのかもしれませんね。



25 :20:2007/02/19(月) 21:46:55 ID:IHh6TxmR
>21

みょうに話が通じますね.身内だったりして.

体性-自律反射も,脊髄分節性の関与,脊髄・上脊髄レベルまでは
突き止めましたが,そこから先は,形態学が進まないせいか
中枢を含めた反射弓の解明は全くされてません.

鎮痛は,疼痛生理が盛んだし,彼らの中には鍼灸への興味がある人もいるから
個人的にはあまり悲観してません.
一方,体性自律神経反射的な,内臓機能への効果の研究は,
しばらく停滞するのかなーと...

関西勢も,兵藤先生亡き後は,やはり寂しい感じなんですか?

26 :21:2007/02/20(火) 00:36:25 ID:WNRgmTJX
>>25
身内に二人も2chねらーが居ると笑われますので、お互い当てを付けるのはやめましょう。
実は、関西の事情は全くの印象で言ってしまってます。すみません。

私も疼痛生理には非常に期待しております。
上脊髄レベルは、形態学的な反射弓の組み合わせで見ていくのは、やはり複雑すぎて無理があるように思います。
しばらくは、侵害刺激の中枢神経系での修飾のされ方から、機能的な経路を大まかに書いていく疼痛研究の方法論が、威力を見せてくるのではなかろうかと思ってます。

体表面の知覚の変化は、大分細かくやられるようになって来ましたよね。
この進む先が、佐藤先生や筑波の仕事にリンクするようになってくると、鍼灸研究も面目を一新します。(と、勝手に思ってます。)

脳の研究は、ほんとにこれからです。
最近は神経再生なんかの、派手な研究に目がくらみますけど、今までどおり基本に忠実に脳みそを見ていくと、幹細胞の話なんかが、今まで見えなかった部分を照らしてくれる気がしてますよ。

見えなかった部分ってのは、私らには、結局、「体表面の知覚と内蔵機能の関係」ですよね。




27 :21:2007/02/20(火) 00:40:12 ID:WNRgmTJX

言葉抜けました。

体表面の知覚「変化」と内蔵機能の関係、ですね。

28 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 18:48:08 ID:oUjeyDbJ
ちょっと、この写真見てくれ
http://tv10.2ch.net/test/read.cgi/kyon2/1161082766/258




29 :20:2007/02/20(火) 21:40:48 ID:qtXIDG5N
ここから,ちょっとの間,「体表面の知覚と内蔵機能の関係」に関しては
暖めておく(としか言えないので)としておきましょう.という心境です.

ただ,古典的な自律神経界隈も定員削減の波か研究者人口,
若手が少ないなど,発展性は?ですが.

暗くて.すみません.

ちなみに私も関東勢です.てか,先生は基礎ですか??

30 :J:2007/02/22(木) 01:50:45 ID:KvaY6IuW
>>26
>体表面の知覚の変化は、大分細かくやられるようになって来ましたよね。
この進む先が、佐藤先生や筑波の仕事にリンクするようになってくると、鍼灸研究も面目を一新します。(と、勝手に思ってます。)

そうね、私もほぼ同意見。ただね、電気生理でやられた自律神経系の研究と、現行の疼痛研究がリンクしただけでは、鍼灸の研究がまともな研究にはたどり着けないと思う。
まだ少なくとも、まだ解っていない大きな山が二つあるぞ。

<一つ目>
体表からの侵害刺激が自律神経系に影響する経路と、自律神経系の変化が体表に影響する経路の整合性がない事。
つまり、内と外の繋がり方は、、実はまだバラバラの知見が集まっているだけ。(佐藤研の仕事もそう。)

<二つ目>
体表と内蔵機能の関連は、ほとんど「侵害刺激」を介したものしか検討されていないし、しかも片道。
すなわち、体表刺激が「自律神経の関与度を変化」させたり、「消化管運動の減弱」を導いたりするのは、系を作りやすい研究だから為されてきたけど、
「消化管運動の減弱」や、「自律神経系の関与度変化」といった中の変化が起こした「体表の変化」に刺激をする系は、作りにくくてほとんどまともに為されていない。

中(内臓器)が具合が悪くなったとき、外(体表)に出てくる変化に働きかけると、中の具合が好転する、ってのが鍼灸でしょう。
佐藤研の仕事も、筑波の仕事も、外に痛みを加えたら中が変わった、という話で、実は上の鍼灸の原理のモデルになり得ていないんだよね。
この点では、トリガーポイントの研究の方が、変化を起こした体表面に働きかける系を作っている。
が、鍼灸が扱う体表面の変化は、トリガーポイントばかりじゃないからね。(TPは、鍼灸刺激の入力ポイントとしての、確かな体表変化の一つではある)

体表と自律神経と中枢神経系との両通行の関係が見えていないことが、上の二つの山を作って行く手をはばんでるよ。
この山越えないとね。

31 :20:2007/02/22(木) 22:06:15 ID:yk6Hg6Ao
>Jさん

確かに.「外から内」はモデルとしては理解しやすいでよね.
「内から外」モデルの作成って誰か取り組んでいるんでしょうか?
まあ難しいでしょうね.

KOや遺伝子導入などで臓器障害を発症する動物の「体表」をくまなく
調べるなんていうのをダメもとでやってみたらどうでしょう.

佐藤先生でいうと,「内臓-体性反射」の仕事の中で
内臓神経(Th5〜レベルの交感神経)刺激で,肋間筋・腹筋に収縮,
肋間神経に活動電位という仕事があったと思います.
ほぼ唯一の「中から外」モデルでしょうか.

反射弓として重要な,自律神経系・感覚神経及びその連関は
ジャーナル試ててもめったにお目に下からないですね.
視床下部は,摂食やうつなどで一攫千金を狙った薬理・分子生物屋さんは
たくさんいるんですが...

32 :J:2007/02/23(金) 08:18:51 ID:HgthDzAU
>>31
肋間神経〜肋間筋の反射は、走行も分布も局在が比較的はっきりしているので、引っ掛けられるかもしれませんね。
腹部募穴の検討モデルには持っていけるのではないかと、私も思っておりますが、やはり非常に工夫が要ります。
小さいし、皮は厚いし、毛は密集してるしね。
背部の起立筋への内臓からの反射は、肋間のようには局在を分けにくいので、もっと大変ですよ。
さらに、もっとも検討が必要な四肢の反応は、体幹との関連をどう整頓していくかが、反応の局在をみる以前に大切ですよね。
四肢の感覚変化は、みんなよくやっているホットプレートテストやカラゲニンなんかのアジュバンド使用したテストで検討しやすいので、
上手く工夫が出来れば、内から外(筋のトーヌス変化)のモデルに繋がるんじゃないですかね。

・・と思ってます。

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